婚活に効く読書1

仲人ブログ
全国仲人連合会 柴又相談室の新井恵子です。
2020年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

私は39歳の時に結婚しましたが、実はウチの会(全国仲人連合会)でお見合いをして主人と出逢いました。
結婚して5年経ちますが、毎日一緒にご飯を食べて、喜びと悲しみを共有できる存在がそばにいるって、すごくありがたいなあ。結婚してよかったなと思っています。

今日は、
「お見合い結婚もいいかもなあ」
とじんわり思ってもらえる短編をご紹介します。

~婚活に効く読書1~

『皮膚と心』 (短編集「きりぎりす」収録 太宰治 新潮社) 昭和14年発表
自分を美しくないと思っている28歳の女性と、学歴はないけれど有名化粧品会社の世界的な蔓バラのデザインを作り出した35歳の図案工がお見合い結婚をします。
だんだん相手に好意を持ったり、好きだと思う瞬間があったり、相手の前の女のひとに嫉妬したり、自分を物凄く卑下したり。
身体中に発疹が出来て、旦那に一緒に医者に連れて行ってもらうという出来事を通して、そういった感情がいじらしく描かれている作品です。

一番好きな場面は、最後に旦那が「うれしいか?」と聞くところです。
全身に発疹が出来て、ぐるぐる色々なことをぐちぐち考えていたけど、医者に診てもらって、注射を打ってもらったら、発疹が消えていきます。
「もう手の方は、なおっちゃった」と主人公が言うと、旦那が「うれしいか?」と聞きます。
その「うれしいか?」という言葉が、大事にされている感じが表れていて、心が温かくなり、微笑ましく、素敵だなあと思いました。


お見合い結婚は、確かに相手の事をよくわからないうちに結婚します。
でも、だからこそ、結婚をしてから相手の良いところを探していき、だんだん好きになっていくという楽しみもあるのです。

そんなことを思わせてくれる小説です。